![]() 黄金町バザール2017の続きです。 前回に説明した通り、電車の高架下の施設の両側に間口の狭い元風俗店(?)のような建物が数珠つなぎになっています。 それらの中にアトリエに改装されたものが点在しているのです。 古い建物ばかりですが、建物妻側に絵が描いてあるとそれらしい雰囲気が出ますね。 ![]() 次の写真もそのアトリエの様子です。 アトリエの間口は狭いですが、1作家が何かをするには程よいスペースなのかもしれません。 2階も使えるようになっているようです。 全ての店舗がアトリエになっている訳ではありません。 その辺りが街との共存ということなのでしょうか。 サイトによると、応募した作家に一定期間の契約で貸し出すシステムみたいです。(有料) ![]() 次は比較的広い間口のアトリエです。 作品展示と作業場があるようです。 展示スペース以外は見れなかったので、よく分からないでした。 ![]() 外観で感じた事 アトリエにする時に入口サッシを交換しているようで、それはグッド・アイデアでした。 が、もう少しファサードを自由に作家の個性を出してもらっても良いのでは、とも思いました。 (貸アトリエだから難しいのですかね。) ショーウィンドウに作品を展示するだけでは、弾けてないでした。 見て廻ったところ、外観で一番魅力を感じたのは、「英会話」という看板を出した(アトリエとは関係なさそうな)店でした。 各々のアトリエは室内に、狭いながらこのような作品展示スペースがありました。 どこも「STAFF ONLY」という扉があるので、その先が作業場やバック廻りの部屋なのでしょうか。 ![]() 中には空間自体が変形のアトリエもありました。 写真では分かりにくいかもしれませんが、間仕切をして三角形の空間です。 私も応募して借りたくなりました。(2割ぐらいホンキ) ![]() 総じて面白く、参考になったのですが、気になったこともあります。 バザールなのにアトリエに作家がほとんどいない。 バザール期間中なのに閉まっている展示もある。 どこも「STAFF ONLY」と書いた鍵のかかった扉があり疎外感もあり・・・作家の作業も見たかったし話も聞きたかった。 趣味なら別ですが、これで食っていこうとしているなら、もう少し違った考え方(営業的アピールとかと芸術を身近に感じてもらうとかね)もあるのでは、と思いました。 芸術に興味のなさそうなおばちゃん方が景品欲しさにスタンプラリーを熱心にやっているのが印象的でした。 けれど、これならバザールの期間中だけでなく、継続的な活動が十分可能な事が分かりました。 (肝心の作家がほとんどいなかったので、普段活気があるのかどうかは分かりませんでしたが。) またそのうち様子を見に行きたいと思いました。 KS |
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