![]() 神泉にある松涛美術館で、クエイ兄弟の「ファントム・ミュージアム」という展覧会を見てきました。 松涛美術館もクエイ兄弟も初めてでしたが、久々に良かったです。 美術館に関してはまたの機会にするとして、まずはクエイ兄弟に関して・・・。 この方々、ドローイング・立体・映像・舞台美術など、多芸な一卵性双生児のアメリカ人です。 その方面では(カルト的に)有名な方々だそうです。 センスも良いですよ。 (一般的に、芸術家とセンスはあまり関係ないようです。) 当日、上映会もあり、彼らの代表作「ストリート・オブ・クロコダイル」も見ることができました。 どんなかと言えば、テリー・ギリアム、デヴィッド・リンチ、ティム・バートン、パナマレンコ、ギーガー、四谷シモンなんかを掛け合わせてダークな部分を煮出した感じです。 アニメ「トイストーリー」(第一作)の不気味なおもちゃを陰湿にした感じもあります。 次の写真はアニメ制作用の舞台装置だと思いますが、このような立体作品もいくつも展示されています。 ![]() 昔の方々では無いのですが、とても暗くて古い感じ(1920年代とか?)がして、懐かしく思う部分もあります。 けれど、作られているものは異質で、異様です。 とても気に入りました。 高かったのですが、珍しくカタログを購入しました。 買うときに、妻がクエイ兄(お店の人は多分兄のだ、と自信なさげでした)の直筆サインをくじで当てました。 価値があるのか、欲しいものなのか、ピンと来ませんでしたが。 まあ、良かったです。 お店の方々が一番盛り上がっていました。 展覧会は良いので、是非行ってみませう。 KS |