![]() 以前紹介しましたアニメーション映画「ベルヴィル・ランデブー」の監督シルヴァン・ショメの初の実写長編「ぼくを探しに」をやっと観ました。 映像の印象は、最近のウェス・アンダーソンの映画を思わせるカラフルだけど一筋縄でいかない雰囲気。 「アメり」のプロデューサーが製作しているだけあって、あの映画のもつムードも何となくあります。 「アメリ」の一種独特な「ひとごと的な雰囲気」をこの映画でも感じました。 「ベルヴィル・ランデブー」が良かっただけに、実写映画は少し心配でしたが、新たな魅力を湛えていました。 勿論、「ベルヴィル・ランデブー」から引き継がれているモチーフもあります。 喋らない男、異様に活動的なおばさん達、カエルなど・・・。 主人公の男はほとんどしゃべりませんが、役者は表情とジェスチャーで上手く演技しています。 その上、タイプの全く違う2役をこなしています。 また、「最強のふたり」でお人よしな雰囲気をだしていたおばさんが、この映画ではパワーアップしています。 上のパッケージとタイトルのイメージとは違った印象の映画だと思います。 (パッケージの写真の部屋はとても気に入りました。) 観る価値は十分あります。 KS |