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「ぼくを探しに」来たのかな、行くのかな
ぼくを探しに
以前紹介しましたアニメーション映画「ベルヴィル・ランデブー」の監督シルヴァン・ショメの初の実写長編「ぼくを探しに」をやっと観ました。

映像の印象は、最近のウェス・アンダーソンの映画を思わせるカラフルだけど一筋縄でいかない雰囲気。
「アメり」のプロデューサーが製作しているだけあって、あの映画のもつムードも何となくあります。
「アメリ」の一種独特な「ひとごと的な雰囲気」をこの映画でも感じました。

「ベルヴィル・ランデブー」が良かっただけに、実写映画は少し心配でしたが、新たな魅力を湛えていました。
勿論、「ベルヴィル・ランデブー」から引き継がれているモチーフもあります。
喋らない男、異様に活動的なおばさん達、カエルなど・・・。

主人公の男はほとんどしゃべりませんが、役者は表情とジェスチャーで上手く演技しています。
その上、タイプの全く違う2役をこなしています。
また、「最強のふたり」でお人よしな雰囲気をだしていたおばさんが、この映画ではパワーアップしています。

上のパッケージとタイトルのイメージとは違った印象の映画だと思います。
(パッケージの写真の部屋はとても気に入りました。)
観る価値は十分あります。

KS

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[2015/08/10 10:24] | 映画 | page top
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