ガイア・アソシエイツで設計したコシ産婦人科医院の続きです。
さて、どんな医院にするか。 デザイン的な話です。 好みは人それぞれだ、と言えば終わってしまうので、悩ましい問題です。 最近は、さすがに白い無味乾燥な病院は減ってきましたね。 けれど、判で押したように、ちょっとウッディーで家庭的な(それもハウスメーカーの家のような)インテリアの病院が増えているように思います。 日本では、右ならえ右的なデザインがすぐに横行します。 患者も家にいるような雰囲気なら和む、とでもいうのでしょうか。 当たっているようだけれど、そうとも言えない。 ましてや産婦人科は将来の夢のためにくる病院でもあります。 勿論、そういう患者ばかりではないでしょうが、前向きな気分になれるものが良いように思いました。 (私自身、癒しとか和みとかゆるいとか好きな言葉ではないのですよ。) ということで、巷に無い医院を提案することに決めました。 今回は改修で外観は変えないので、内部空間によって医院の方向性をハッキリと示せればと思いました。 ![]() デザインのインスピレーションはBOO RADLEYSから。 (ちなみにブー・ラドリーはハーパー・リーの「アラバマ物語」で子供達を守る、正体がはっきりしない男の名前ですよね。) ![]() BOO RADLEYSはイギリスの90年代のサイケデリック・ロック・バンドです。 ![]() なんで? なんで? ![]() こんなことに理由はありません。 ![]() 医院のデザインを考えていたら、BOO RADLEYSの音楽とジャケットが次から次と浮かんできたのです。 ![]() こんな医院、できたらきっと楽しいですよね。 よい子が産まれそうです。 続く。 KS |
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