![]() 目黒駅近くの庭園美術館に行ってきました。 「幻想絶佳」と題されたアール・デコと古典主義の展覧会です。(4/7で終わりました。) 美術館自体が元々アール・デコ調の建築なので、ある意味そのまんまの展覧会と言えます。 ヨーロッパの人々がアール・ヌーヴォーに飽きた頃、フランスで起こった美術・装飾の新様式が、アール・デコです。 これはのちにアメリカへ波及して、ニューヨークでも開花していきます。 庭園美術館は、旧朝香宮邸なのですが、パリで当時全盛期のアール・デコを見た宮様が気に入って、自邸にそのデザインを取り入れられたのです。 アール・ヌーヴォーよりすっきりした感じのアール・デコは、モダンでしゃれた感じがしたのでしょう。 ![]() 建築はそうなのですが、絵画となるとまた別の世界があります。 上の「蛇」という作品は絵の下のほうに小さな蛇がいるのですが、よく見ないとわかりません。 イヴを誘惑したヘビなのだそうで、アダムは白い馬に姿を変えて表現しているそうです。 それにしても、変わった構図です。 特に一番後ろの女の人は、びっくり仰天って感じのポーズです。 躍動感あふれる?寓意に満ちた?絵なのだそうです。 余談ですが、この絵にちなんで蛇のモチーフのアクセサリーを付けていくと、入館料が100円割引になりました。 SS |
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