江戸東京たてもの園の続きです。
今回は、これ。 「村上精華堂」化粧品屋さんです。 台東区にあった昭和初期の洋風建物です。 ![]() といっても、中はご覧のとおり、日本家屋です。 戦前、化粧品は薬事法の適用外だったので、お店屋さんで製造・販売してたらしいのです。 ![]() そういう訳で、裏は作業場です。 ここで材料を煮沸・撹拌し、クリーム、ポマード、香水などを作っていたそうです。 ![]() こちらは、「花市生花店」と「武居三省堂」、花屋さんと文房具屋さんです。 手前の銅板葺のファサードが花屋さん、それにひっついた茶色のタイルの建物が文房具屋さんです。 ![]() 花屋さんの店内。 これが、わりととしっかり作られているのです。 造り付けの棚の下を地面より低く作り、花の鮮度を保つため、水やりができるようになっています。 当時は花を贈るという習慣があまりなくて、華道の先生や料理屋さんがおもなお客様だったそうです。 ![]() こちらは、文房具屋さんの店内。 造作の収納棚や小さな引出しが天井までびっしりと並んでいます。 確かに、文房具というのは、筆や鉛筆など小さなものが多いのですが、それにしてもこの数はすごい! ![]() 続く。 SS |
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