![]() 世田谷美術館で、「ユートピアを求めて」と題されたロシア・アヴァンギャルドのポスター展を見てきました。 ロシア・アヴァンギャルドは昔から大好きなので、展覧会はできる限り見に行っています。 但し、マイナーなせいか展覧会自体少ないし、客も少ないです。 おばさんがいっぱいの印象派と違い、休日でもすいた会場でゆったりと見られるのはメリットです。 ![]() 今回はポスター中心で、ステンベルク兄弟の作品が多く展示されていました。 以前、庭園美術館や川崎市市民ミュージアムでもロシア・アヴァンギャルドのポスター中心の展覧会をやっているので、目新しくはありませんでした。 が、大量のポスターの展示は圧倒的な迫力があり、強く訴えかけてくるものがありました。 今見ても、デザイン、特に構成は斬新で参考になります。 ロシア・アヴァンギャルドは1910年代に始まった芸術運動です。 ロシア革命があったので、共産党を意識してか、赤い色が目につきますが、それも強いインパクトになっています。 ![]() 今回の展覧会はポスター中心なので、純粋なロシア・アヴァンギャルドの芸術作品とは若干雰囲気が違いました。 ポスターと言っても映画のポスター中心で、新しい芸術運動と新しい産業(映画)とが呼応しているようでした。 ということで、純粋芸術よりも華やかな内容となっていて、なかなかに楽しめました。 絵なんかクソだ、という人でも十分面白いと思いますよ。 ~11/24まで。 KS |
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