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進化するだまし絵
だまし絵Ⅱ
BUNKAMURAザ・ミュージアムに「だまし絵Ⅱ」展を見に行ってきました。
そんなに期待していったわけではないのですが、わりと面白かったです!
ふだんの物の見方というのは一面的で、「こうに違いない!」と頭の中で思いこんでいる部分が大きいように思います。
でも、人間の目というのは、優れているようで、わりとだまされやすいものなんですね。

針金がランダムに壁に掛けられているようなオブジェに、ある方向からのみスポットライトを当てると、壁に映る影が「蚊」になったり、「トカゲ」になったり。
作者はどうやってこれを組立てたのかしら?
影を見ながら、ああでもない、こうでもない、と試行錯誤したのでしょうか?

ピアノの破片が寄せ集められているようなオブジェも、ある角度から鏡に映った姿を見ると、ちゃんとしたグランドピアノに見えるという作品もありました。

こういうのを観ていると、やっぱり一面だけで物を見ていてはだめだなーと思えてきます。
しかし、見事だまされると、うれしくなってしまうのはなぜでしょうか?

SS


だまし絵展は、前回評判が良かったようで、引き続きのパート2。
ネタが不足したのか、古今あちこちから作品をひっぱり出してきた感じだけれど、それがかえって良かったような。
「これがだまし絵?」っていう苦しい感じのものもあったけれど、作品がバラエティーに富んでいました。
今回ダリも少しあったけれど、フィゲラスのダリ劇場美術館に行けば、全てがだまし絵って感じです。
ダリだけでもパート3ができるな。

KS

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[2014/09/24 11:18] | アート 1 | page top
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