![]() BUNKAMURAザ・ミュージアムに「だまし絵Ⅱ」展を見に行ってきました。 そんなに期待していったわけではないのですが、わりと面白かったです! ふだんの物の見方というのは一面的で、「こうに違いない!」と頭の中で思いこんでいる部分が大きいように思います。 でも、人間の目というのは、優れているようで、わりとだまされやすいものなんですね。 針金がランダムに壁に掛けられているようなオブジェに、ある方向からのみスポットライトを当てると、壁に映る影が「蚊」になったり、「トカゲ」になったり。 作者はどうやってこれを組立てたのかしら? 影を見ながら、ああでもない、こうでもない、と試行錯誤したのでしょうか? ピアノの破片が寄せ集められているようなオブジェも、ある角度から鏡に映った姿を見ると、ちゃんとしたグランドピアノに見えるという作品もありました。 こういうのを観ていると、やっぱり一面だけで物を見ていてはだめだなーと思えてきます。 しかし、見事だまされると、うれしくなってしまうのはなぜでしょうか? SS だまし絵展は、前回評判が良かったようで、引き続きのパート2。 ネタが不足したのか、古今あちこちから作品をひっぱり出してきた感じだけれど、それがかえって良かったような。 「これがだまし絵?」っていう苦しい感じのものもあったけれど、作品がバラエティーに富んでいました。 今回ダリも少しあったけれど、フィゲラスのダリ劇場美術館に行けば、全てがだまし絵って感じです。 ダリだけでもパート3ができるな。 KS |
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