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NAPOLEON DYNAMITE
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ジャレッド・ヘス監督の初長編映画「ナポレオン・ダイナマイト」を観ました。
どうも話題になっている時には観ていなんですよね。
邦題は「バス男」だったらしいですが、「電車男」の便乗商法だったようで、ネーミングの評判は最悪のようです。
新しいDVDは原題に戻しているようですが。

マッチョなアメリカ青春映画に「?」を感じている方は是非これをご覧ください。
気に入っていただけるのではないかと思います。
(これもこれで普通ではないけれど。)

パッケージの3人が物語の中心人物で、真ん中がナポレオン・ダイナマイトです。
3人が通っている学校では、この3人以外がまともに見えます。
後ろの2人は地味ですが、案外面白いです。
ナポレオンの家族も変人揃いで、特にオタクの兄(最初は奇妙な父親かと思った)がアブナイです。

この人達の何が一番変かというと、死んだ魚のような目をしていて、動きが無気力なのです。
心ここにあらずという感じが、不思議な浮遊感を生み出しています。
けれど、喋っていること、感じていること、やっていることはよく見ると案外まともで、憎めない感じもあります。
登場人物は、変ななりに考えに迷いが無く、自分を信じた行動をとります。
そのあたりもこの映画の人気の要因ではないでしょうか。

ぜんぜん映画の説明になっていませんが、クライマックスに主役のダサいダンスがあります。
音楽は私の嫌いなジャミロクワイ。
主役はいつも口をだらしなく開けていますが、観ているこっちもそんな表情になりそうです。
エンドロールの最後に後日談があります。
お見逃しなく。

KS

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[2014/07/18 06:59] | 映画 | page top
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