
今回は、テリー・ギリアム監督の映画「Dr.パルナサスの鏡」です。
テリー・ギリアムは好きな監督です。
と言ってもこれを入れて3本しか観ていませんが。
有名なのはモンティ・パイソンでの仕事、それから映画「未来世紀ブラジル」。
モンティ・パイソンは最高ですし、「未来世紀ブラジル」はお気に入りのひとつです。
他に観たことがあるのは「ジャバーウォッキー」。
期待してロードショウで観たのですが、残念ながらイマイチだったように思います。
(まあ、どれも古い映画ですね。)
テリー・ギリアムの映画の組み立て方は、どれもブキッチョな感じがしますが、それも含めて好みです。
KS
さて、今回の映画「Dr.パルナサスの鏡」
2009年公開の比較的新しい映画です。
ある老人が悪魔と取引をし、不死の命を手に入れる代わりに、娘が16歳になったら悪魔に引き渡すことになった。
その老人の名はDr.パルナサス。
パルナサスは、そこをくぐり抜けると他人の頭の中をのぞき見できる鏡を持ち、それを興行にして、娘と旅回りを続けている。
娘の16歳の誕生日が近づくある日、タロット占いの「吊られた男」と同じ格好で橋から吊るされている男を救う。
ところが、この男は・・・・。
というような筋なのですが、筋書きよりは、摩訶不思議な「他人の頭の中」の映像がシュールで面白かったです。
とにかく、変!
一度見ると、もう一度見たくなるような、不思議な映像です。
ダリとかブリューゲルの化け物たちの絵の中にもぐりこんだような感じです。
怖いもの見たさ(?!)に、あなたもいかがですか?
SS