![]() 私たちが考えた変なもの「OVI」のシリーズです。 (過去のOVIの記事はココをクリック) 今回はインテリアの完成予想図です。 床にバーコード、壁や柱にバーコード、目を開けばバーコード(分かりにくいけど一番右ね)。 天井も直天井にして、むき出しの配管などを黒く塗って立体バーコード。 部屋中にバーコード、徹底した「理想の空間」です。 さて、なぜ理想の空間かというと、建築設計は現実的に妥協しなければならない部分が色々とあり、なかなかデザインを貫徹できないからです。 それは予算であったり、法規であったり、使い勝手であったり、常識であったり・・・。 建築を「妥協の産物」などと呼んで開き直っている人(建築家)もいます。 実はこの空間、空想で描いたのではなく、実際に建築主にデザインとして提案しています。 案も通り、実施の手前までいっていました。 幸か不幸か諸事情により実現しませんでしたが・・・。 ところで、人間は思ったより注意力が散漫なので、これぐらい徹底したインテリアにしないと印象に残らないことが間々あります。 (勿論自分の家や仕事場などは別ですが。) もしこの空間に什器や家具などが入り人がたくさんいたら、とイメージしてみてください。 これだけやってもバーコードに気がつかない人は案外いると思います。 そんなものなのです。 この絵にはエスカレーターがあるので商業施設だと推測できると思いますが、あなただったらここを何に使いますか。 計画した場所は東京の木が6本生えているところでした。 KS |