私たちが考えた変なもの「OVI」のシリーズです。
(過去のOVIの記事はココをクリック) まずスケッチから。 私の場合、オブジェを作る時にスケッチを描きます。 というか、面白いスケッチが描けた時に、立体にしてみようか、なんて思うわけです。 ただし、このようなアホげた絵を描くだけで、設計図は描きません。 そんなものを正確に描いてその通り作ったら、なんだかつまらなくなるような気がするからです。 多分、作りながら考えるのが楽しいのでしょう。 (建築もそんな風にできると楽しいでしょうにね。) ![]() 今回は・・・手足があって、顔もあるけど体は無い。 その顔も宙に浮いている。 (内宇宙に保存されているようなイメージです。) そんなものを描いてみました。 スケッチは何となくポップですが、素材は重くて暗くてダーティーなものにしたいと思いました。 実際に作ってみたのが下の写真です。 スケッチのお茶目な動きは無くなってしまいました。 時間が無くて(本当は途中で飽きて)腕を作らなかったからかもしれませんね。 両手をあげているところが「DADA SIEGT」のポーズだったのですが。 ![]() 材料は、スチール、アルミ、発泡アルミ、ステンレス、鉛、黄銅、ガラスモザイクタイル、木、そして顔はお面を作るための下地材です。 小さめなのにとても重い。 素材がハードでがっちりビス止めしてあるので全く壊れません。 大分前ですが、建築模型を金属で作ることにしている建築家と話しをしたことがありました。 普通の建築模型(大抵はスチレンボード製)はすぐ壊れたり変色するので金属にしたと言っていました。 それと同じで、蹴ったら足の方が痛くなる丈夫なオブジェにしたかったのです。 これも企業や百貨店の展覧会に何度か出品されました。 頑丈なので、搬入の時に何の心配もいらないのは助かりました。 ところで、オブジェは増えてくると邪魔になって困ります。 売れれば良いのでしょうが、そうもいかないので。 壊れてくればそれを理由に捨てますが、これはなかなか壊れませんでした。 しかたがないので、壊れないことを理由に捨てました。 KS |
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