![]() 「巨匠たちの英国水彩画展」という展覧会に行ってきました。 渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムです。 お目当ては、そうです、もちろんターナー! ターナーはイギリスの水彩画の巨匠です。 そういえば、水彩絵の具のメーカーで「ターナー」というのがありましたよね。 やはり、水彩画といえば、この人なのでしょう。 ずーっと前から行ってみたかったのです。 やっとその機会が巡ってきて、人をかき分けてその絵の前に立ってみると・・・ 絵の中に独特の空気感があって、すーっとその中に入っていけます。 けむるような向こう岸の山々、透明感をたたえた湖の表現。 ターナーの絵の中には、水の匂いがあります。 だから、じーっと見ていると、乾いた心も潤ってくるような不思議な気持ちになれるのです。 重たいのをがまんして、カタログを一冊買い求めました。 家に帰って、夜ひとりでこれを眺める幸せ。 さまざまな青が溶け合って、ふわーっと包みこまれるような広がりを感じます。 しばし、絵の中で憩う私でした。 SS ターナーは私からは距離のある作家です。 何の引っ掛かりもない、というか・・・。 残念ながら私にとっては退屈ターナーです。 展覧会には、それ以外にも同傾向の作家の作品がたくさん並んでいます。 興味のある方は12/9まで。 KS |
| ホーム |
|