
ちょっと前になりますが、ビートルズのアニメ映画「イエロー・サブマリン」のBLU-RAYが発売されました。
私はビートルズ後追い世代なので、残念ながらリアルタイムの思い入れはありません。
ビートルズの解散で巷が騒いでいるのを、うっすらと覚えている程度です。
(本当に当時を覚えているのか、定かではないのですが。)
この「イエロー・サブマリン」、初めて観たのはレーザーディスクででした。
今回、画質も良くなってBLU-RAYということなので、今さらですが、改めて買ってみることにしました。
(レーザーディスクプレーヤーを大分前に処分してしまったという都合もあるのですが。)
値段に釣られて、日本盤の半額以下の輸入盤を買ってしまいました。
日本語吹き替えや日本語字幕が無くて焦ったのですが、英語字幕にして観ています。
(英語は得意ではありませんが、筋は知っているしこれで十分でした。)
劇場で観たことは無いので、横長の画面で観るのは初めてで、このことが一番新鮮でした。
画面も音もリマスターされているようで美しい。
解像度が良すぎるのか、セルの汚れ(?)まで見えているようなところもありました。
レーザーディスクはDVDの親戚かと思っていましたが、画面の美しさはまるっきり違いますね。
(この手の技術的知識ゼロ)
私は、ビートルズのLPを最初に買ったのはベストの青盤だし、ちゃんとしたファンとは言えないのですが、この映画は気に入っています。
正しくサイケデリア。
特に仲間集めと潜水艦で旅をしている前半が良いです。
(後半は、レーザーディスクで裏面だったせいもあり観た回数が少ないです。)
音楽は耳にタコだし、筋はありきたりだし、ビートルズ役の声優もボソボソとつまらないジョークを連発しているのですが、とにかく映像が良いです。
筋が重要では無い映画(もしくは筋がパッとしない映画)は案外何度観ても飽きない、ということもあります。
アニメ作品としても色々な手法を実験しているけれど、全体としてばらけた感じにはなっていません。
(後半、締め切りが迫ってきたのか、多少雑なつくりになっている部分もありますが。)
最初はアニメだと馬鹿にして協力的ではなかったビートルズのメンバーも途中から興味をもち始めた、という逸話も本当のように思ってしまいます。
ディズニーに対する皮肉やモンティ・パイソン的な雰囲気も気に入ったのでしょうか。
ところで、小さい頃にもらった(?)イエロー・サブマリンのミニカーがいまだにあります。

なぜミニカーかと言うと、船なのに(おもちゃでは)車輪が付いているからでしょう。
手で走らせると潜望鏡がクルクル回る少しガッカリな仕掛けになっています。
スイッチを押すと、ハッチからビートルズの4人が顔を出します。
同じ感じのシリーズに、お尻から火を噴くバットマン・カーなんていうのもあったように思います。
こっちは子供の頃、友達が持っていて羨ましかったのを覚えています。
勿論どれも日本製では無いのですが、今でも売っているんですかね。
マニアではないので、箱に入れて大切にしている訳ではないけれどが、もう少し捨てずにとっておこうかな。
KS