![]() 上野の東京国立博物館に「空海と密教美術展」を観にいってきました。 またチケットが当たったのです。 「この夏、マンダラのパワーを浴びる」なんていうはりきったキャッチフレーズの割に、来ている人のほとんどは高齢者でした。 展覧会は、空海や仏教や仏像や書道などに特別な興味があるひと以外、つまり私のような人には退屈かもしれません。 「早く出たいな」などと思ってダラダラ観ていましたが、最後の展示室、これは良かったです。 私は以前から、訳も分からず曼荼羅には興味があるので、展示途中にあった血曼荼羅には興味がありました。 しかし、古いせいか(血で描いてあるせいか?)描かれているものがぼやけていて、残念に思って観ていました。 ところが、最後の展示室では、実際の仏像を用いて立体曼荼羅(仏像曼荼羅)を構成しているではないですか。 多分、実際に寺で観たらこれほど興味が湧かなかったかもしれません。 真っ暗な展示室に曼荼羅的に仏像を配置し、仏像だけライトアップさせているので、全体としてとても幻想的に感じられ、またひとつひとつの仏像にも注意が向けられたのだと思います。 上の写真の仏像がそれらです。 象や牛に跨っていたり、元シバ神がいたりとひとつひとつ面白いでした。 また、高い位置から会場を俯瞰できるのも良いでした。 残念なのは、8体の仏像ではなく、もっと多くの仏像で曼荼羅を構成していたら壮観だったろうに、ということです。 こんどは、仏像曼荼羅だけの大規模な展覧会があると良いのですが。 この展覧会、9/25までです。 KS |
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