ガイア・アソシエイツで設計したMT邸改修工事の続きです。
予算的な目処がたち、LDと子供部屋2室を改修することになりました。 その工夫は、今後パラパラと具体的に説明していきます。 改修する3室は連続性を持たせるために、同一デザインにしました。 家としての統一感もでますし、広々と感じます。 また、一般的に材料の種類を少なくした方が省予算となります。 間取りの変更はありませんが、床鳴りは下地を剥がして直します。 ![]() これはLD(食堂・居間)のパース(完成予想図)です。 LDの床は直したばかりなので既存のままのフローリングです。 予算的には助かります。 子供部屋は白いフローリングにします。 壁・天井はクロスを貼り変えます。 向かい合わせの壁を白、ペールグリーンに貼り分けます。 天井は黄色で、一室に3色です。 この辺りは建築主も大いに悩まれたそうです。 こちらとしてはそんなに変わった提案のつもりでは無かったのですが、壁や天井が白やベージュでは無い、幾つかの色を同じ部屋に使う、というのは生活経験が無いので決断するのに勇気が要ったそうです。 (私の経験上、かなり思い切ったことをしたつもりでも、できてみたらたいしたことありません。) 照明器具はライティングダクトに電球色蛍光灯スポットライトです。 後から家具レイアウトなどを変更しても、それに追従できます。 窓装飾はカーテンをやめ、シンプルなロールスクリーンにします。 さて前回解説した扉や枠等をどうするかが問題になりました。 これらが茶色いままでは、ハウスメーカーの家と変わりません。 扉などを交換すると高価なので、今回は全て上から塗装することにしました。 綺麗に塗ってもすぐに剥がれては困りますが、良い塗料がある、ということでそうしました。 また、ラフなロフト風にしたいので、塗料もベタベタ塗った感じでも良いし、後で多少剥がれた感じになっても味だ、ということになりました。 扉のデザインが多少様式的だったのですが、ペールグリーンに塗るとそのミスマッチがかえってポップになるのでは、と期待しました。 元からある置家具ともフィットするでしょう。 (テーマ色のペールグリーンはデスクの脚に近い色でもあります。) これがガイア・アソシエイツの考えるハイタッチ・ロフト・アトリエです。 KS |
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