今回から暫く、ガイア・アソシエイツで今年設計したMT邸改修工事をご紹介します。
ご近所の2世帯住宅(木造の戸建て住宅)のリフォームです。 ご近所は良いものです。 現場まで歩いて5分もかかりません。 道に起伏があるので、事務所の前から見えそうです。 それでも今まで設計した中では、6番目ぐらいに近い工事でした。 大きな木造の2世帯住宅の子世帯(2階)の部分改修です。 今回の計画では、全くプラン(間取り)変更をしていません。 「リーゾナブルな予算で最大の効果を」ということを目標に設計を始めました。 過去にも増築などをしており、住んでいる人も変化しているので、本当は間取りに無理がある部分もあるのですが、逆にその部分はいじらない(改修しない)という方法をとりました。 何故かというと、そういう(間取り変更をした方が良い)部分も綺麗に仕上げてしまうと、後でますます直しにくくなるからです。 「後で改修する可能性のある部分には手をつけない」これはリフォームの基本だと思います。 ![]() 当初の依頼は、2つある子供部屋の仕上変更(模様替え)でした。 特に片方の部屋(写真)はこのように木に暗い色を塗った壁でした。 (昔この内装が流行ったのか、ある時期の家に多いです。) 好みにもよりますが、年頃の女の子の部屋としてはイマイチでした。 年数も経っているので床鳴りもしました。 「それじゃ、子供部屋2つをリフォームしますか」ということになりかけました。 けれどもここで、「ちょっと待てよ」と思いました。 続く。 KS |