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駅は暗いのか?
震災後、東京は節電で、色々な公共施設が暗くなっています。
照明の電球が間引きされているのですね。
けれども、いろいろな人に話を聞いてみると、評判はそれほど悪くないようです。
駅はほの暗く、何となくヨーロッパのようです。(似ているのは明るさだけですが)
地下鉄は地下にいる実感があります。
デパートやスーパーは、空間に光の抑揚が生まれ、かえって高級感が漂っています。
今までが均質的に明るすぎたのでしょう。
案外、これからもこんな感じで続けていったら良いかもしれません。
危険を感じない程度の光の抑揚と、自然光の有効利用です。
テレビでは、銀座などの繁華街を歩いて、こんなのは銀座じゃない、みたいなことを言っている照明の専門家がいましたが、発想が古いですね。

IMG_2918.jpg
写真は電車の駅通路です。
実は、駅には自然の光を取り入れる工夫がたくさんなされているのです。
これまでは日光に負けないようにギラギラと照明が点いていたので気がつかなかったのです。
このように余分な照明を消すと良い雰囲気ですよね。
但し、看板などで窓が塞がれている駅もあります。
これからは、邪魔な看板を取り払って、窓を磨いて十分に日光を入れましょう。
建築も、せっかくの工夫も運用次第で台無しになってしまいます。

駅が適正な明るさになると、駅構内のコンビニなどの店が明るく浮いていますね。
電球を間引きしているようですけれど、それでも明るすぎるのです。
店を明るくすると売れる、という迷信?があるのでしょうか。

以前、照明器具メーカーの営業マンにこのようなことを聞いたことがあります。
照明計画をする場合、暗いとクレームがくるけれど、明るくてクレームがくることは無いそうです。
だから、どうしても照度を明るめに計画をしてしまうのだそうです。
その実感は私にもあります。
だから日本は必要以上に(照明だけは)明るい国になってしまったのかもしれません。

喉もと過ぎて、また公共施設が明るくなっているぞ、という不満も耳にします。
ポーズだけではだめなのです。
電気については、これからも持続的に多岐的に考えていかなければならないと思います。

KS

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[2011/08/31 08:31] | 建築 1 | page top
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