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EXIT THROUGH THE GIFT SHOP
EXIT
100年ぶりに映画館で映画を観ました。

それも渋谷のシネマライズです。
この建物、バブルの頃にもてはやされましたが、今はかなりくたびれていて場末感が漂っています。
あと50年ぐらい経つと、また違った価値が出るかもしれませんが。
シネマライズで映画を観るのはデヴィッド・リンチの「ブルーベルベット」以来200年ぶりかな。
雰囲気は何も変わっていませんでした。
劇場自体は、できた時から場末感漂う小さなホールで、この手の映画にはピッタリですね(イイ意味で)。

今回観た映画は、バンクシーって男(上の写真)の「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」です。
なんだこりゃ。
100年ぶりに映画を観るのに、こんなところでこんな映画かよ。
映画館に電話で聞いたら、映画1000円の日なので混んでます、ということでした。
本当かな、とは思ったのですが、早めに行ってみるとやっぱり空き空きでした。
だれもこんな映画聞いたこと無いよね。
でも、チラシには「アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート」などと書かれています。
冗談だろ?

実はこの映画、以前に行った写真美術館で予告編を観て、わけも無く気に入ったのです。
グラフィティ・アーティスト(古くはキース・へリングのような街の落書き画家)たちの生態のドキュメンタリーだと思い、是非観てみようと思ったのです。
チラシ(上の写真)のセンスもかなり気に入りました。
デザイン的志向性に相通じるものを感じる、といったことかな。
監督のバンクシーも人気のある謎のグラフィティ・アーティスト(???)です。

内容は、途中からティエリーという男(誰?)に関する話になっていきます。
それが何とも微妙な話で、現代美術にお金を使う気なんかなくなること請け合いです。
監督の語り口もこれまた微妙で、「本当は何が言いたいのかな」という感じです。
ティエリー自身の撮影した映像が多いようだし。
真に受けると、(一夜漬け)アーティストとして成功したティエリーに対するやっかみや皮肉のようですが、何か違いますね。

ところで、映画館で隣に座っていたサラリーマン風の若い男が映画の後半やたら気持ち悪い忍び笑いをしていましたが、何を笑ってるのか分かりませんでした。
映画が終ってから、どんな人が観に来てるのかな、と数少ないサンプルを観察してみましたが、類型化できませんでした。
こんな映画を見に来る人と言えば、デザインや芸術関係の人が多いと思うのですが、そればかりでも無くバラバラのようです。
一部の変人以外は、何か分からず見に来ているのでは?
皆さん無表情で映画館を後にしていたので。

観た後、まあまあだけど1000円で良かったね、と妻と話しました。
DVDを借りるんでよさそうな作品ですが、DVDにならないかもしれないので観ておいて良かったかな。
映画のパンフレットも製作していませんでした。
すぐに終っちゃいそうなので、興味があれば(上の写真にピンときたら)どうぞ。
1000円の日が良いですよ。

KS

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[2011/08/06 08:52] | 映画 | page top
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