![]() ![]() ガイア・アソシエイツで設計したMS邸新築工事の続きです。 今回は、現場から離れて、違うお話をしましょう。 そろそろ仕上工事になる頃までには上の写真のようなものが必要になります。 何でしょうか? これは、カラースキーム、スケッチ、外観の色分け図です。 カラースキームは材料見本のことで、内外装に使われる実際の材料を小さく切って並べたものです。 これに外観や内観のスケッチ・パースを添えると、どんな建築ができあがるのか、だれでもイメージすることができます。 これを作っておけば、建築主だけではなく、施工会社ももちろん設計者もどこはどんな材料になるのかよくわかります。 こういう3者共通の認識があれば、工事途中で「思っていたのと感じが違う!」とか「こんな風になるなんて全然知らなかった!」というようなトラブルは起こりません。 ガイア・アソシエイツでは、着工前にこういったカラースキームがほとんど決まっているので、着工後の流れが非常にスムーズです。 だいたい、このカラースキームをぱっと見たときの印象が良ければ、出来上がったときもいい感じになる事が多いです。 反対に、ぱっと見たときの印象がぼやけていたりさみしい感じだと、出来上がったときもいまいち物足りない感じになります。 また、全体の中で一部異質な色や質感を感じたときは、別の材料や色にすることを検討します。 そういうわけで、このカラースキームは大変重宝です。 SS |