![]() ![]() ガイア・アソシエイツで設計したMS邸新築工事の続きです。 前回、内部空間が大分分かるようになってきたと書きましたが、外部はどうなっているのでしょうか。 この時期には上の写真のように、外壁の下地に構造用合板を貼っています。 MS邸の場合、筋違いに加えてこれで建物の剛性を出しています。 ですから、内部から見て壁ができているように見えたのですね。 また、窓のアルミサッシの廻りは、意外と漏水しやすいので、念入りに水返しの細工をします。 そして下の写真のように防水シートを貼ります。 防水シートが、最悪進入してきた水を防ぐのです。 外壁も屋根もそうですが、仕上材が雨から家を守っていると考えている方が多いと思いますが、木造の場合、その下に念の為の防水シートがあるのです。 この防水シートに達した水は、シートに添って下に落ち、最終的には土台に付いている水切から外に排出されます。 木造の家の外部の防水は基本的に、上から入った水を下から出す、です。 だから、逆に下から入る水(吹き上げの豪雨など)に弱い面もあります。 家が大事でも、下から上に向けて外壁に水をかけて洗うのはやめましょう。 まあそんな人はいないかな。 KS |
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