![]() ![]() ガイア・アソシエイツで設計したMS邸新築工事の続きです。 今回は耐震壁に入れる補強金物についてです。 木造住宅を建てる場合、大きく分けると2×4工法といって、2インチ×4インチの木材を表裏両側から構造用合板ではさみ、釘で留めて壁を作っていく方法と(ハウスメーカーなどがこの工法です)、在来工法といって昔からの日本家屋の作り方、土台の上に柱・梁で骨組を作って、その上に屋根を載せていく工法があります。 MS邸は在来工法です。 在来工法の場合、柱と柱の間ところどころに構造計算により、筋交という斜め材を入れてそこを強くします。 これが耐震壁です。 耐震壁はただ単に筋交を入れればよいというものではありません。 写真で見て、ひらべったい金属のプレートがわかるでしょうか? これが筋交プレートです。 これによって筋交と柱をがっちり緊結しています。 下の写真は筋交の根元部分です。 ここにも筋交プレートが見えるでしょう? また、その手前の細長い棒状の金物、これはホールダウン金物です。 これは柱と土台をしっかりと緊結するためのものです。 いくら筋交を入れて壁を強くしても、その筋交が頼りとしている柱が、根元からすっぽり抜けたのでは意味がないですものね。 写真下の柱は通し柱といって、この家の出隅にある大事な柱です。 この通し柱にはこのように2方向から筋交がくるので、ガッチリホールダウン金物で留めてあります。 SS |
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