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MS邸 16
MS16-1

MS16-2
ガイア・アソシエイツで設計したMS邸新築工事の続きです。
前回に続き1階ですが、天井です。
写真は2階の床下が見えている状態です。
この下に天井を貼ることになります。
下の写真は2階床下に断熱材を設置したところです。
2階で床暖房を入れた部分の床下には、暖房効率をあげるために、このように断熱材を入れます。
つまり、床暖房の暖気が下に逃げないようにするのです。

ところで、天井は何のために貼るのでしょう?
最近では、上の写真のような骨組が見えた状態(直天井)で工事完了、というケースもあります。
特に、写真のように綺麗な井桁になっていれば、何となくこのまま残したくなりますよね。
私達の設計事務所(ガイア・アソシエイツ)のアトリエも鉄筋コンクリートですが直天井にしています。
デザイン性を高めるだけではなく、天井高を高くする、天井を貼る予算を削る、など色々理由があると思います。
けれども、逆に天井を貼るメリットもあります。
天井裏の配管・配線を隠す、上階の振動や音を緩和する、最上階であれば屋根や屋上からの熱の緩衝帯となる、などの機能があるのです。
直天井にする場合は、トータルに建築計画を検証して、検討することをお勧めします。
今回は、1階は書斎なので、静かな環境を保つために天井を設けることにしました。
(勿論、2階床下の断熱材を隠すためにも)

KS

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[2011/04/27 08:30] | MS邸(木造戸建住宅) | page top
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