![]() 大変なことが色々と起き、落ち着かない日々だと思います 東京でも余震がおさまらず、原発の不安もあります。 今回は、ガイア・アソシエイツで設計したMS邸新築工事の続きです。 前回は地鎮祭が終ったところでした。 その後は早速、工事の準備に入ります。 まず、施工会社が敷地に地縄を張ります。 これは建物の位置に縄を張って確認する作業です。 これが間違っていると大変なことになるので重要です。 設計事務所も、位置や寸法を計測して、正しいか確認します。 建築主にも確認してもらいます。 施工会社の作業を検査する、というよりも違った目で確認して、間違いが無いようにすることが重要です。 (今までの経験で、地縄の間違いは何度かありました。) 写真では分かりにくいかもしれませんが、右下に縄がうっすらと見えると思います。 廻りにある木のガードレールのようなものに、縄を固定します。 つまり、縄は空中に張られるわけです。 ところで、建物の壁は厚みがあるので、どの部分を縄で示しているのか、と思われるかもしれません。 それは通り芯(とおりしん)を示しています。 通り芯とは、壁や柱の中心線のことで、新築の設計図には必ず描かれています。 建物や部屋の面積を求める場合もこの通り芯を使用します。 現場の地縄は通り芯なので、隣地からの離れ具合などは有効寸法では無いので注意しましょう。 実際の有効寸法は、壁の厚みの半分程度少なくなるのです。 KS |
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