![]() ![]() 久々のMI邸改修の続きです。 上の写真が改修前、下の写真が改修後です。 前回の写真と今回の写真とで4階全体が見渡せます。 元々部屋毎に1つずつあったトップライトもワンルームになったので4つ並び、これぞロフトという感じです。 上の既存写真で分かるとおり、天井が下ってくる隅のどうにも使いにくい部分があったのですが、そこに部屋の端から端まで連続した収納を設け(下の写真の黄色い部分)、物を整然と収納できるようにしました。 部屋の間仕切をほとんど(トイレ以外)無くして広いLDKとなったので、照明器具もライティング・ダクトにスポットライトとしました。 これにより、家具のレイアウトなどが変わっても、自由な位置に照明を移動させたり、向きを変えたりできます。 私達の住宅に対する設計理念として、(単純ですが)広々と暮らす、というのがあります。 チマチマと小間仕切にしたり、小細工を凝らすよりも、大らかに自由度の高い中で暮らす方が良いと思うからです。 色々なお宅ににお伺いすると、狭い、という話をよく聞きます。 しかし、家が狭いのではなくて、一つ一つの部屋が狭いのです。 プランを合理化し、部屋毎の強弱をつければ、パブリック・スペースを格段に広くすることはできます。 それは新築・改修どちらにも当てはまります。 また、本当に狭くてしょうがない場合でも、広く感じさせる工夫はいくらでもあるのです。 KS |
| ホーム |
|