最後にプーケットの現代的な側面に関して。
タイは経済成長著しく、商業施設、ビル、住宅などがドンドン建てられています。
自然や古来の伝統文化を期待する観光客にとっては「何かなー」な風景でしょう。
日本に東洋的なイメージを期待する一般的な外国人旅行客が、東京を見てがっかりするのと似ているかもしれません。
(江戸博物館に江戸の街並みを再現したジオラマがありますが、これが今の東京だったらどれだけ魅力的だろうか、と思ったことがあります。)
その一方で巨大ショッピングセンターなどでお土産をガンガン買っている観光客もいるわけで・・・。
観光立国としては、ビーチで寝そべっていないで店に来い、ということでしょうか。
でも、タイ固有の雰囲気が損なわれていくとタイに行く必要性も無くなっていくわけで、自然環境の保護も含めて悩ましい問題です。


けれども、タイの新建築をよく見ると案外変ってますよね。(上の2枚の写真)
これ以外にも、これでもか、というような変わったなモダン建築が造られています。
キッチュなものが多く、真面目に考えられているのか、めだとうとしているだけなのか、良く分かりません。
私の価値観においては、こういうのも十分OKで楽しめます。

これは、伝統的な価値のあるモニュメントでは無く、イタリアン・レストランの入口です。
この入口ならタイ料理にしろ、と思いますが、何となく入ってみたくなりますね。
新建築でもこういった伝統文化に目配せ(?)したフェイクもあります。
タイ人にとっては「ケッ」というようなシロモノでしょうが、我々旅行者にとってはそれでもモダンなものより良いかもしれません。
KS