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THE BOAT THAT ROCKED
THE BOAT THAT ROCKED
「ご覧になりましたか、日本名タイトル『パイレーツ・ロック』。
最近の映画ですが、『パイレーツ・オブ・カリビアン』ではないのでお間違いなく。」

「この映画、前半は何だかかったるくて眠くなったけど、後半はある程度面白かったわね。」

「1966年、ロックがカラフルに開花する前年のイギリス、BBCラジオがロックを流すのは1日45分だったそうで。
音楽好きのためにロックを24時間かける海賊放送ができたんだけれど、ラジオ局は船なんだね。」

「その船で起こるDJ達のドタバタ話と、放送局を潰そうとするイギリス当局とのあれこれってところね。
私は海賊映画だと思ってたから当てが外れた感じだったわ。」

「1966~67年頃の音楽が好きな人にはこの船は天国だな。
いろんな年齢のDJ達が船に乗っていて各々個性的なんだけれど、音楽を本当に愛しているところがいいね。
その他のことはメチャクチャっていうところもますますいいね。
自分の時代ではないけれど、この時代の音楽は好きなんで、そういう意味でも楽しめたよ。
船が沈みそうになっているのに、主人公の父親らしいDJがGRATEFUL DEADの新譜を聞いてから、なんていっているのも面白かったな。」

「音楽好きの映画なんだ。
私はそもそもロックに興味が無いんで、その辺りの面白さが分からないとどうもね。
筋を追っているだけだとイマイチじゃなかった?
クライマックスも予想通りだったし。
だいたいあんなに揺れる船でレコードなんかかけられるのかな?」

「そのようなご質問は全て聞かなかったことにしましょう。
ところで、沈没した船からDJが必死に持ち出そうとしていたレコードは知っているかな。
脳天気バンドINCREDIBLE STRING BANDのセカンドアルバムだと思うんだけれど。
(違ってたらごめんなさい。)
最後に他のDJに「こんなもん」って感じで捨てられてたけれど、その気持ちも分かる音楽だよ。
興味があったら是非聞いてみてください。」

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[2010/08/20 08:51] | 映画 | page top
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