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いけにえとひとくいのある世界
古代マヤ・アステカ
「今回は、柴崎みゆきの『古代マヤ・アステカ不可思議大全』という本だよ。
この本でまず感心するところは、全ての文章と挿絵が手書ってことだな。」

「ちょっと覗くと、まるで学級新聞が延々と続いているみたいね。
最初はとっつき悪いかな。」

「でも、慣れると意外と読みやすいよ。
だけど、本を作るときの修正なんかは大変そうだね。
僕が読んだ版だと、恐竜絶滅が6500年前になってたよ。
こんな修正は楽だけどね。」

「この本は古代メソアメリカを楽しく(?)眺めた本なのです。
中南米は、私達にとっても行ってみたい所リストの上位にあるわね。
特に南米なんかは、飛行機代が高いみたいなんでなかなか行けないけれど。」

「そう。それだからこういう本を読んだり、その手の展覧会に行ったりしているのだ。
とにかくびっくりするのは、生贄と人食いの風習だね。
人の皮を剥いで被る、というのもあった。
勿論、祭事や神聖な儀式として行なうものなんだけれど、その回数が意外と多いようなんだ。」

「生きるために共食いしている訳無いでしょ!
著者も嫌そうに描いているけれど、ゾッとするわね。」

「その割には心臓を取り出している挿絵がとても多いよ。
だけど、生贄になる人達も一概に嫌がっている風でもなくて、ある信仰に基いた文化のようだね。」

「スペイン人が来て行なった暴虐に比べれば、そう言えるかも。
スペイン人の虐殺で人口が1/10になったところもあるそうな。
外から見ると奇異に感じることでも、その文化を先入観無しに理解しようとすることは大切ね。」


「古代メソアメリカの日常生活の教えは、とても立派で教訓的なものが多くて納得できるし、多神教の神様もみんな人間的で面白いよ。」

マヤ文字も芸術的ね。
絵のような文字だけれど、象形文字ではなくて、表意文字と表音文字とがあるみたいだけれど。」

「そうみたいだね。
絵が下手だと文章が書けないね。
というか、同じ字が2つ書けないよ。
下手な漫画家が同じ登場人物を描いても似てない、ていうのと同じ感じになっちゃうね。」

「古代メソアメリカというと、意外とイメージが湧きづらいけれど、この本はちょうど良い入門書です。
著者は少しシニカルで、身近なしょうもない例を挙げて笑わそうとしている部分もありますが、内に秘めた熱さも感じます。」

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[2010/07/17 08:58] | | page top
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