

今回はトイレの部分の比較です。
たびたびお話ししているように、今回のリフォームの目的のひとつは水廻りの空間、特にお風呂・トイレ・洗面脱衣室をグレードアップすることでした。
トイレのBEFORE(写真下)をご覧下さい。窓こそありますが、単に部屋の中に便器があるだけの空間です。
このトイレのすぐ右側はとなりの部屋の押入、そして左側は別の入口から入る風呂になっていました。
ちょっと考えると、これ以上広げようがないように思えますが、押入の部分を削って、トイレの空間を広げ、洗面台も入れて、「洗面脱衣室」を作り出しました。
それから壁に穴を開けて、扉を付け、ここからお風呂へ入るようにしました。
こうすることによって、この部屋全体のグレードがぐっと上がったのです。
暮らし方を考えても、朝、歯を磨いたり、洗顔してお化粧をするのにも、キッチンの流しを使わず、洗面台を使えます。この方がずっとおしゃれではありませんか。
朝、朝日の入る部屋で身支度を整える、これは一日のスタートを切るのに、ずいぶん気持ちがしゃきっとするものです。
それからもちろん、朝のシャワーをするのにも、一日の終わりにお風呂に入るときにも、脱衣室があるということが、やはり便利ですし、なんとなく安心感もあります。
友達が泊まりに来た時にも、お風呂を使ってもらいやすいし、気詰まりにもなりません。
たったこれだけの小さな工夫でずいぶんと印象というものは変るものです。
SS