![]() ![]() MI邸の2回目です! どうです!変るものでしょう? 上の写真はもとベッドルームに使っていた部屋を解体したところです。 左側に階段が見えていますが、本当は、この階段の両側に壁があり、それを壊したところがこの写真なのです。 結構迫力ありますよね。 実は、ここを解体したとき、この階段の両側の壁が、いかにこの迫力ある空間を台無しにしていたかがよくわかりました。 と同時に、「ここは素晴らしくダイナミックな空間になりそう!」という予感が湧いてきて、ワクワクしてきました! 結果はごらんのとおり、すっきりしてダイナミックなLDKになったでしょう? 右側に見えるちょっと飛び出したグレーの塊は、トイレなのですが、ちょうどLDKの中央付近にあり、空間のアクセントにもなっているのです。 さらに、その手前の黄色い引き戸は、収納庫・食品庫の入口です。 三角屋根の空間は、端の方が背が立たず、使いにくいものですが、このように収納にして有効に使っています。 SS |
![]() ![]() 久々のMI邸改修の続きです。 上の写真が改修前、下の写真が改修後です。 前回の写真と今回の写真とで4階全体が見渡せます。 元々部屋毎に1つずつあったトップライトもワンルームになったので4つ並び、これぞロフトという感じです。 上の既存写真で分かるとおり、天井が下ってくる隅のどうにも使いにくい部分があったのですが、そこに部屋の端から端まで連続した収納を設け(下の写真の黄色い部分)、物を整然と収納できるようにしました。 部屋の間仕切をほとんど(トイレ以外)無くして広いLDKとなったので、照明器具もライティング・ダクトにスポットライトとしました。 これにより、家具のレイアウトなどが変わっても、自由な位置に照明を移動させたり、向きを変えたりできます。 私達の住宅に対する設計理念として、(単純ですが)広々と暮らす、というのがあります。 チマチマと小間仕切にしたり、小細工を凝らすよりも、大らかに自由度の高い中で暮らす方が良いと思うからです。 色々なお宅ににお伺いすると、狭い、という話をよく聞きます。 しかし、家が狭いのではなくて、一つ一つの部屋が狭いのです。 プランを合理化し、部屋毎の強弱をつければ、パブリック・スペースを格段に広くすることはできます。 それは新築・改修どちらにも当てはまります。 また、本当に狭くてしょうがない場合でも、広く感じさせる工夫はいくらでもあるのです。 KS |
![]() ![]() ![]() MI邸改修のキッチンです。 実は、このキッチンの位置を変えられたのが、このリフォームの最大のポイントだったのです。 以前キッチンはこのフロアの中央にある階段のすぐ横にありました。 この4階は、屋根の形が三角形の断面になっているので、部屋の端のほうは天井に頭をぶつけるぐらい低いのです。 だから、キッチンのレンジフードを付けられるのが、この位置しかなく、そのおかげで広いLDKにしたくても、できなかったのです。 それが、壁から横に排気できる換気扇をつけることによって、キッチンを動かすことに成功しました。 まさに、IHコンロのすぐ横から、排気するような形です。一番下の写真の左側、壁についているまるでポストのような四角がその排気口です。 これで、一気に4階がワンフロアになりました。その広がり具合は驚くばかり、一番びっくりしていたのは、当の建築主です。 SS |