DlifeというBSの無料放送で放映しているいくつかの料理番組を見ているので、ご紹介します。
ジェイミー・オリバーの簡単レシピ かつては「業界で一番若いシェフ」といわれ、少年のような男の子が一生懸命料理している写真本を見て、かわいい!!と思ったのですが、今や堂々たるおじさんシェフのジェイミー・オリバーです。 元気よく、がさつに、ガンガン作るっていう感じです。 30分でフルコースを作るとか、食材5つだけで簡単ディナーを作るとか、発想が新鮮で、おやっと思わせるのはさすがです。 盛り付けも、気取らないのに、見栄えがしてなかなかのもの。 欠点は、カロリー高めな料理が多いことでしょうか。 オリーブオイルを多用しますが、オイルはオイルなので、調子に乗ってもうあとひと垂らし!などとしていると、確実にデブります。 ![]() ナイジェラの食卓へようこそ 美人で優雅なナイジェラが、すてきなキッチンでお料理してくれます。 ちょっとセレブな感じ? 手つきはわりとぶきっちょで、細かい作業は苦手なようですが、そこに親近感を覚える人も多いでしょう。 日本では手に入りにくい食材を使っているので、ちょっと家庭では作りにくいですね。 どっちかというと、こんな世界もあるんだなぁ・・と人ごととして見てる感じでしょうか。 ![]() ナイジェルのシンプルレシピ なぜか「冷蔵庫の中の残り物」にこだわるナイジェル、フードロスをなくすというよりは、節約料理に生きがいを感じている、といった風情です。 「情けなくなるほど料理のヘタな母親」に育てられたナイジェルは、ものごころ付いたときから、「それなら自分で作ろう!!」と料理に励んだそうです。 偉大な反面教師の母が生んだ料理男子!! 難点は、彼はベジタリアン気味で、野菜だけの料理が多いことでしょうか。 これだけをディナーにするのはちょっと物足りないかも。 ![]() マーサの楽しい料理教室 ご存知有名料理家のマーサ、なんでも作れる彼女ですが、手間暇かかるレシピが多いのが欠点ですね。 そうそう毎日パーティーするわけではないし、ご馳走作りに時間をかけるわけにもいかないし。 これも「こんな料理もあるのねぇ。」と人のキッチンをのぞき見している感じでしょうか。 ![]() Dlifeは何度も何度も再放送をしているので、お目に留まるのではないかと思います。 SS |
![]() BS12で放送している「CHINA HOUR」をご存知ですか。 上の絵だと見る気がしないかもしれませんが、とても魅力的な番組です。 どんな番組かというと、中国に関してテーマを決めて、例えば京劇、武術、お茶、料理など多岐に渡ってシリーズで特集していくというドキュメンタリーです。 これを見ると、中国の文化や歴史を深く知ることができます。 また、広い中国の地域性や民族的な多様性にも驚かされます。 中国で作られているものなので、奥行感が違いますね。 内容は勿論ですが、特筆すべきはその映像の美しさ、音楽やナレーションのマッチングの良さでしょう。 奇をてらった作りではなくオーソドックスなところも、かえって格調高いです。 特に料理の映像は、満腹でも食べたくなるすばらしさです。 それで思い出すのはBBC制作の一連の料理番組で、こちらも美味しそう。 両方の共通点は、アングルの凝ったアップ映像やスローモーション映像を上手く使うこと、そして一番は美しい色彩でしょう。 写真で言えば深く焼きこんだ色合いです。 日本の料理番組など、明るく見やすく撮影していますが、料理の色に深みを感じません。 つまり説明的な意味では分かりやすいですが、それ以上の魅力が無いのですね。 これは学ぶ点ではないでしょうか。 さてこの番組、京劇などは長いシリーズになっていましたが、今まで自分に興味のないテーマでありながらとても面白く見る事ができました。 今後、どんなテーマが出てくるのでしょうか。 是非ご覧ください。 KS |
![]() BS12で「ムー」を放映しています。 今回取り上げるのは、学研の雑誌「ムー」関連の番組「超ムーの世界R」じゃなくてドラマの方です。 (どうでもいいけど)ムーというネーミングも雑誌よりドラマの方が早かったようなんですよ。 まあ、どちらも深い意味なくムー大陸からとったんでしょうけど。 この番組、「時間ですよ」や「寺内貫太郎一家」と同じプロデューサーらしいので、何となく感じが似てます。 (お茶の間は同じセットを使ってんじゃないだろうね。) が、なぜか「ムー」と「ムー一族」(続編)の方が面白かった(?)と記憶しています。 出演者のメンツの好き好きによるのかもしれませんね。 ドラマの内容はナンセンス。 けれど、渡辺美佐子が主演(?)で、伊東四朗、伴淳三郎、由利徹、細川俊之など芸達者なベテラン役者が出演しています。 真面目にしっかりとした演技をしていますが、内容が無茶苦茶なんで何だかみんなかわいそう。 (悠木千帆改め)樹木希林は、演技が不気味なだけなのか下手なのか不明です。 岸本加世子は新人です。 郷ひろみや五十嵐めぐみを中心に話が展開している時もありますが、主役は特に誰とは・・・。 清水健太郎に至っては、会話(話題)に出るけれどあまり出番が無いし・・・。 (↓ここにもいないでしょ。) ![]() 話はあってないようなものですが、案外暗い設定と弾けない筋書きです。 ナンセンスと書きましたが、日常と不条理と言った方が良いかもしれません。 しつこい繰り返しとマンネリズムで笑わせようとしている感もあります。 けれどこのドラマ、既成概念や権威など、あれやこれやを仕掛けを使ってバカにしている感もあります。 ・横尾忠則の遅れたサイケな(ドラマと全く合わない)タイトルバックとそれ風の安っぽい音楽。 ・ホームドラマ風のベタベタなセッティングと筋書き、それとミスマッチな奇妙な会話や演技。 ・役者をわざと痛めつけようとしているような危ないアクションや本気のような喧嘩。 ・テレビドラマというものをおちょくったようないい加減な生放送。 ・ピンクレディーをおちょくったような郷ひろみと樹木希林の下手なモノマネ。 ・新御三家をおちょくったような設定(郷ひろみの浪人生、左とん平の役名の野口五郎)。 ・時代遅れなフォークを屋根でギターをかかえて歌う岸本加世子。 (最近は体制や大勢に迎合する方々が多いようなので、参考にしてね。) 当時、「郷ひろみってまだやってんだ。老けた浪人生役だな。」と友達と話していたのを思い出します。 でも、変人的コメディーができるとは思っていなかったんで、「ピークを過ぎると色んなことをやらされるんだな。思わぬ一面も見られるよ。」とも感じました。 BS12は、テレビ・ショッピングやその手のコマーシャルが多い(BS民放全体に言えますね)のはダメダメなんですが、よく探すと面白い番組をいくつもやっています。 引き続き「ムー一族」の再放送も頼みますぜ、「一応な。」。 2話連続放送ってのはちょっときついけど。 KS |
![]() BS12でテレビ・ドラマ「おいしい給食」を見ていました。 (最近終わったけどね。) まずいはずの給食が大好きで、学校での楽しみはそれしかない(悲しい)教師と(悲しい)生徒の戦いの物語です。 特に教師はアホです。 まずいはずの給食を逆説的にグルメ的に扱っているのは面白いでした。 と言っても、そんな思いつきだけでは何話も持たないな、と心配していましたが案外続きました。 その日の給食メニューをネタに無理矢理な話を作っているのです。 ハッキリ言って面白いですが、回を追う毎にだんだん笑わせようという「作為」が強調されていくのがちょっと残念。 こういう番組ってどうしても「笑わせ方」が様式化していくんですね。 また、80年代の中学校という設定ですが、話し言葉が「今」。 80年代を知らない息子でさえ、「これは違和感がある。」と言っていました。 現代劇こそ時代考証は大切です。 主役の教師も給食以外の事にはロボット的で、これも「現代仕様」ですね。 映画もできるそうなんで、機会があればご覧あれ。 KS |
![]() やっぱりBS12で「ムー一族」の再放送が始まりました。 「ムー」の再放送が終わった時からこの続編を待ってましたよ。 新富町の足袋屋「うさぎ屋」が舞台なのも、大体の配役も同じです。 ドタバタなのに案外暗いホームドラマ風の話っていうのも同じです。 郷ひろみと樹木希林が突然歌って踊りだす「お化けのロック」の二番煎じ「林檎殺人事件」は、今聴いてもがっかりな歌でした。 で~も、急に「ムー情報」なるコーナーが始まったり、生放送が増えたり、ロケがあったり、その他色々なギミックもあり、それなりに進化(悪乗り)もしています。 で~も、昔TBSで見ていた時は「ムー」より「ムー一族」の方が断然面白かったように思っていましたが、今見るとそれ程代わり映えしないのはなぜでしょうか。 ・・・と期待していた割に冷めた感想になってしまいました。 今回の再放送も毎週2話連続ですが、これは辛い。 マンネリを逆手に取って笑いを取る手法は構わないのですが、1日に1話見るのが限界かな。 とは言え、興味があればテレビ放映時に見ておきましょう。 連続ドラマなんかはソフトを買ったら結構高いし、後で見るとしても多くて1回。 (録画した映画もなかなか見ないですよね。) まあ、これのDVDを買うなんて、出演者とその家族ぐらいかもしれないけれど。 KS |