ガイア・アソシエイツで設計した住宅MY邸の続きです。
今回は個室です。 個室も基本的に白いインテリアです。 床はさすがに白いタイルにはしませんでした。 クールな印象ですが、灰色の塩ビ系タイルです。 実物を見なければ分かりませんが、輸入品で、テクスチャーが粗い織物のようです。 足の裏の感触もデザインのひとつと考えれば、面白い雰囲気をだせたと思います。 ![]() 個室をもうひとつ。 ベッドは前からありましたが、新しい部屋にとてもマッチしています。 こんなベッドだと、下を有効利用できるので案外いいですね。 ![]() ところで、以前他の住宅の紹介でも書きましたが、窓枠・扉・巾木・カーテンボックスなど(普通は茶色など木目になっていることが多い)を、新しいインテリアに合わせた色に変えることが大切です。 今回の場合は白です。 壁・天井や床を変えてもいまいちイメージ通りにならない、野暮ったさが残っている、というのはそういったものの色を変えていないからなのです。 やるからには徹底してやりましょう。 KS |
ガイア・アソシエイツで設計した住宅MY邸の最終回です。
最後は便所。 改修前はと言えば、写真のような感じでした。 一見何の問題も無いようですね。 というか、充実した内容です。 このような手洗いカウンター(写真左のグレーの部分)にしたい、という方も多いのではないでしょうか。 今の流行りですし、メーカーも力を入れて販売しています。 ![]() けれども、今回の改修でそういったものは全て無くしてしまいました。 (手は脱衣室で洗えるということで)手洗いも無しです。 写真に写っていませんが、紙巻器(トイレットペーパー・ホルダー)だけは残していますが。 床・壁・天井・便器が白い、それだけの空間になりました。 なんとも潔いミニマルな空間です。 ![]() あまりに何もないのも何なのですが、入口横に棚を3段付けました。 振り返ると気がつく飾り棚です。 ある意味、隠し味のようなものですね。 ![]() MY邸の改修の紹介はこれで終わりです。 7回にわたりお読みいただきありがとうございました。 最近、完成後1年目の検査で行ってきましたが、竣工時のままの綺麗さでした。 建築主の日々の努力の賜物だと思い、設計者としても嬉しくなりました。 KS |