![]() 私達の設計事務所ガイア・アソシエイツでは、建築作品と平行して、より自由な発想で作品(?)を創っています。 これらをまとめて「OVI」と呼んでいます。 GAIAから産み落とされたこれらの「?」もだいぶ増えてきました。 そこで、オブジェ・ドローイング・家具・意味不明な物など、少しずつ掲載していくことにしました。 是非ご覧下さい。 ガイア・アソシエイツのサイトでもご覧いただけますが、より詳しく説明やコメントを加えていきたいと思います。 そのうち未発表作品も掲載する予定です。 お楽しみに。 上の写真は昔に作ったモンタージュです。 これもOVIです。 モデルは(お面をかぶった)私です。 KS |
![]() 新しいシリーズのOVIです。 今回が2回目ですね。 これは干支の「未」をテーマに作ったものです。 百貨店の展覧会で展示されました。 ありあわせの建材の端材でアドリブ的に作った意味不明なオブジェです。 30cm角程度の小さなオブジェなので、今もガイア・アソシエイツのアトリエに残っています。 建材で作ったせいか、経年変化による傷みはあまりありません。 ベースのパネルは、ボードにスタッコ(塗壁)を塗ったものの上にヒツジの顔(頭骨)を描きました。 ヒツジの骨の資料が手元に無かったので、ヤギの頭骨を少し太らせてみました。 何でヤギの骨の資料はあるんだ、とつっこまれそうですが。 (そう言えば「山羊の頭のスープ」というレコードもありましたね。 発売当時、なけなしのお金で買ったのですが、一回聞いて捨ててしまいました。 中に入っていたデカい写真も気持ち悪かった。) パネルの縁はビニールクロスです。 ヒツジの象徴でもある角は電線用のホースです。 (あくまでイメージで作っているので、実際には角はこんな風に生えていないと思いますが。) パネルの4隅にあるピンクの骨のかけらのようなものは、プラスチック粘土に塗装したものです。 写真では分かりにくいかもしれませんが、脚はちゃんと4本あり、木の丸棒にチンチラ(昔のキャバレーなんかに貼ってありそうな毛深い壁紙)を巻いてあります。 ガイア・アソシエイツのサイトでは「猫用のテーブル」なんて書きましたが、まさにそんな感じです。 用途は不明です。 KS |
![]() 新しいシリーズのOVIの3回目です。 この作品は、「TAMAGO-NIWATORI-MILK-USHI」ということで、これも百貨店の展覧会に出品しています。 妻の作品です。 ガイア・アソシエイツのサイトにこれを掲載した時は、「このコーナーOVIに因んで卵を登場させました。 卵と仲良しの蛋白質、ミルクと牛も一緒です。」などと書きましたが、何のことやら、ですね。 「OVI」は伊太利語で卵のことです。 「作品の卵」を掲載するということで、ちょうど良い名前ではないかと思ったのです。 また、私が伊太利のデザイン事務所に勤めているとき、朝から晩まで「オビオビオビオビ」と言いながら働いているアホなスタッフ(仲が良かったのですが)がいたので、それも思い出して「これだな」と・・・。 この作品自体は、干支の酉から、タイトルのようにイメージを膨らませたものです。 ところで上の写真、あらためて見ると、作品のアホさ加減に比べて良く撮れています。 真っ白な部分は妙にエッジが効いていて、ベースの牛模様はソフト・フォーカス的です。 誰が撮ったのか忘れましたが、フィルムの写真はデジタルとは一味違うように思います。 KS |
![]() 私たちが考えた変なもの「OVI」のシリーズも4回目となりました。 皆様も慣れてきましたでしょうか。 ブログのムードも少し変わってきましたか。 これは私にとって、とても懐かしいキャラクターです。 と言っても、自分で考えたんですが・・・。 トイレに棲む「水の精」です。 トイレと言っても、洋式の大便器の水の溜まっているところです。 水が無いと干からびて死んでしまうので。 あかなめの親戚かもしれません。(ぜんぜん違うな。) LONG LONG AGOの20世紀に百貨店の設計をしておりまして、そこのトイレのデザインが案外評判になりました。 その頃巷では、百貨店を始め色々な公共的なトイレにも目を向けて良くしていこう、という機運があったのです。 雑誌などでも取り上げられ、このトイレは「都内OLに聞いた一度は行きたい街の人気トイレランキング」3位になったりしました。 そのトイレを設計しているとき、私は上のイラストのような便所キャラクターを考え、その百貨店全ての便器に印刷してもらおうと思いつきました。 便器メーカーから、好きな柄を陶器に印刷できる新しい技術を開発したので試してみたい、と言われたのが事の発端だったと思います。 (保守的な?)百貨店の担当者を説得し、何とか実施にこぎつけましたが、大きな障害が立ちはだかりました。 (言いだしっぺの)便器メーカーの工場が、こんな変なものは作らない、と言い出したのです。 どうも、工場のプライドが許さない、ということだったみたいです。 これがなかなか頑固で何を言ってもダメの一点張り、結局こちらも面倒になってやめてしまいました。 百貨店はホッと一安心していたように記憶しています。 KS |
私は「決まり」は嫌いだけれど、何故か「標識」が好き。
ということで、近所を散歩したついでに面白い標識を探してみました。 もちろん役所が作っている標識に面白いものはないのですが、こんなのはいかがでしょうか? ![]() これはドクター中松(東京の人なら皆さんご存知ですね)のドクター中松ハウスの横に勝手に立ててある標識です。 「ドクター中松通り」「ドクター中松街」「ドクター中松スクエア」と書かれているのですが、近所の人もそう呼んでいるのかな。 これを見ていると、自分の家の前の道にも勝手な名前を付けて、標識を立ててみたくなりますね。 確かに日本では大きな(?)道路以外は名前が無いですね。 道を教える時も不便です。 何本目の角を右折、とか情緒も無いですよね。 さすがは発明家です? ![]() こんなのはもう無いだろうと思っていたら、帰り道にまたありました。 モロ手描きですが、キース・へリングの遺伝子を感じさせ、なかなか良いと思いますよ。 この標識は「頭の汗臭さに注意」という意味でしょうか? アレコレ言っているけれど、お前はどんなものを考えたんだ、と言われそうなので、ご紹介します。 以前、私が考えたものですが、とてもオーソドックスです。 ![]() どうですか。 「恐竜に注意」です。 国立科学博物館の玄関に是非置いて欲しいですね。 ところで、私達は建築の設計以外に(上の標識みたいな)アホくさいものも考えています。 ご興味のある方はこちらをクリック。 KS |