![]() 銀座大増は、ご存知の方も多いと思いますが、銀座通り松坂屋向いの老舗の日本料理店です。 レストランだけではなく、折詰弁当・仕出し弁当でも有名です。 細かい心配りのある、しみじみ美味しいお食事やお弁当です。 時流に流されない本格的なプロの味だと思います。 私の妻も、自宅に人が集まる時に仕出し弁当をお願いしたりしています。 お店に行かれても、特にランチは、銀座の日本料理店としてはリーゾナブルな値段だと思います。 ガイア・アソシエイツでは、本店の一階エントランスホールから地下一階の宴会もできる椅子席個室の改修の設計をしました。(一階客席から上階は既存のままです。) 個室は間仕切って二部屋にすることもできます。 デザインは、古き良き銀座を意識したレトロなモダン和風を試みました。 ぜひ皆さんも銀座にお越しのときはお立ち寄りください。 (できれば予約をして地下一階で・・・) KS |
![]() 私達の設計事務所ガイア・アソシエイツを始めた頃に設計した住宅など、そろそろ手を入れた方が良いものがあります。 このSS邸も最近外装を塗り替えました。 元と同じイメージを保ちながら、青は濃く、黄色は明度を上るなどの微調整をしました。 一見あまり変らないようですが、凛とした感じになりました。 まるで新築のようです。 建築の性能的な側面から考えても、定期的にチェックをしてメンテナンスを行なうことは大切です。 建物の持ちが違ってきます。 今回のように外装を塗り替えるだけの場合でも、細かいひび割れの補修などを同時に行なうからです。 私達は、自宅のために急にお金が必要になっても大変なので、普段からメンテナンス用に少しずつ積み立ています。 よく建材などでメンテナンスフリーなどという商品がありますが、全く放っておいて良いわけではありません。 材料が変質・変色しにくく、傷などが付きにくい程度に考えた方が良いと思います。 一般論ですが・・・ 壊れやすいものは直しやすく、壊れにくいものは直しにくい、ようです。 もちろん例外もありますが。 建材を選ぶ時もバランス感覚が大切です。 KS |
最近、大阪にある妻の実家の改修がありました。
妻が高校生の時に建った家だそうですが、ガイア・アソシエイツで90年代終わりから何度となく改修を行なっています。 内部は、一室(和室)以外ほぼ全て改修したことになりました。 家族構成の変化に合わせてプランも大きく変更しています。 直せば住み心地、使い勝手が格段に向上します。 住宅はまるで生き物です。 さて、今回は外装でした。 これが既存の外観です。 元はハウスメーカーの家なので、ある意味「フツー(無難の追求)」です。 ![]() 老朽化してきたので、外装の主だったものを全て塗り直すことになりました。 どうせなら今までと違うイメージにしなくちゃと思い、外壁を黄色くしては、と提案しました。 くすんだ黄色とこげ茶の構成にしたので派手にはなりませんでしたが、似非ロッジ風な感じが無くなって良かったと思います。 ![]() それでも近所の人達はびっくりしているそうです。 (実は中に入るともっとびっくりなんですけどね。) 目印にもなるそうで、地域にも役立つようになりました。 黄色い家の角を曲がって何件目やんけ、なんてね。 ![]() ところで、今回はうまくいきましたが黄色はとても難しい色です。 他の色の場合、大きな面になると印象としてうすくなります。 (もちろん白以外です。白は変わりません。) したがって、多少強め、濃いめの色を選んだ方が良いくらいです。 けれども黄色だけは大きくなるとボーンとより強くなることがあります。 黄色を選ぶ時は細心の注意を。 KS |
![]() ![]() ここは上野のアメ横のすぐ近くです。 この写真の中にガイア・アソシエイツで設計した建築が2件あります。 なんて、同じものを別アングルで撮っているのですぐ分かりますね。 設計した当時は商業ビルとブティックでした。 仕事の関係上、設計はしたのですが設計監理は別会社が行いました。 (設計監理というのは、現場が始まってから竣工まで、施工会社が図面通り工事をしているかチェックしたり調整したりする業務のことです。) 設計だけで設計監理をしないと、建築は似て非なるものになる(つまり設計者のイメージとは違ってしまう)ことは、よく言われています。 なので、ガイア・アソシエイツでは設計と設計監理とを分けることはめったにありません。 その上、これらの建築の場合、ビル・オーナーやテナントが竣工後に変わってしまいました。 新たな業種のデザインになったので、元々の設計のイメージがよりいっそう無くなってしまったようです。 (竣工後の事情は良く知りません。) こういったことはよくあることで、商業ビルの宿命かもしれません。 とは言え、ここはアメ横近くであるわけで、雑多で騒がしい雰囲気に同化していく建築を見ていて、これもアリかなとも思いました。 そういったアジア的な喧騒は私も元々嫌いでは無いので・・・。 こういう風に徐々にデザインも変化をしていき、その地域の特性に馴染んでいくのかもしれません。 最初に見た時は唖然としましたが・・・。 KS |
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